引箔とは

550年以上の歴史の中で進化を遂げてきた西陣織。
引箔という上質な金糸を織り込んだ西陣織は、とりわけ高級な帯地に用いられてきました。

色漆やラッカー塗料などで彩色・金彩加工した和紙にコーティングを施し、
裁断を専門に行うベテラン職人さんの手で、およそ0.3ミリの糸状の和紙にカットします。
それを織り機に1本ずつひっかけ、引き込みながら織り上げていく様子から、引箔と呼ばれるようになりました。

引箔の技術

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銀が硫化して変色する性質を利用した日本の侘び寂びにも通じる「焼箔」、
彩色した和紙の上に接着剤をのせ、箔片をふるいに入れてかき落とす「砂子箔」、
和紙を手で揉み、できたシワを利用した「もみ箔」など、さまざまな手法があります。

これらの技法を用いて制作したデザインを、額装してベッドのヘッドボード上に飾ったり、
テーブルそのものに吹き付けて彩色したり、アクセサリーや食器に施したり。
糸以外のご依頼も広がりつつあります。

引箔でできること

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色使いもデザインも自由自在
ラッカー塗料やウレタン樹脂を使うことで、色鮮やかな発色やグラデーションが実現。ご要望に合わせてデザインを仕上げていきます。
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多様な素材とコラボレーション
箔はとても自由度の高い素材です。木材、革、金属、ガラスやアクリルなど、さまざまな素材と組み合わせることができます。
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印刷とは異なる手作りの個性
筆で塗ったり、吹きつけたり、ふるいにかけた箔を落としたり。手作業で彩色していくので、ひとつずつ個性が楽しめます。
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使い勝手を考えた強度調整
基本、布地以外ならどんな素材にも重ねられる箔。建具や家具にする際には、特別なコーティングで強度を増すことも可能です。

オーダーメイドについて

「引箔を使って何かモノづくりがしたい」という初期段階でのご相談から、
「このようなデザイン、お願いできますか」という具体的なご依頼まで、
お客様のご要望をお聞きしながら、お作りさせていただきます。

素材も自由な引箔という美しい工芸技法を、御社のモノづくりにご活用ください。